世界遺産はどうやって登録されるの?

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こんにちは、世界遺産が大好きなしましまです。

いままでいくつか世界遺産について書いてきましたが、世界遺産がいつ、どうやって登録されているか、皆さんはご存知でしょうか?

 

世界遺産は随時増えているから、何個登録されているか正確に分からないんじゃないのと思っている方もいるかもしれませんね。

実は、世界遺産は一年の中で、ある決まった時期にしか登録されません。

なぜなら、世界遺産を決定する場である世界遺産委員会の開催時期が決まっているからです。

 

今日は世界遺産が登録される流れを簡単に見ていきたいと思います。

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世界遺産が登録されるまでの流れ

それでは登録されるまでの流れを見てみましょう。

下図をもとに説明をしていきたいと思います。

 

最初の動きは、各国政府からの推薦です。

世界遺産条約に加盟している国は、『暫定リスト』という世界遺産候補のリストの作成を行っています。

その中から、準備が整った物件を世界遺産センターに対して推薦します。

 

その推薦を受けて世界遺産センターは、その調査を開始するのですが、調査は専門家である諮問機関にまかせます。

自然遺産であればIUCNに、文化遺産であればICOMOSに調査を依頼します。

ちなみに複合遺産であれば、両方の諮問機関が協力して調査を行います。

各諮問機関が調査を終えると、評価報告書を世界遺産センターに提出をします。

 

世界遺産センターは、その結果を取りまとめ、世界遺産委員会に提出します。

世界遺産委員会は、21ヶ国から構成された委員会で毎年夏頃に開催されます。

この様な流れで、世界遺産が決定されていきます。

 

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Google Trendから見る世界遺産の検索数

実はおもしろいことに、Google Trendを使うと、毎年の日程が分かってしまいます。

ニュースになるので、その時の検索数が一時的に増えるのですね。

 

それではさっそく、Google Trendで世界遺産というキーワードを調べてみましょう。


ちょうど、世界遺産センターから評価結果が世界遺産委員会に渡る時期(4月末~5月頭)と、

新たな世界遺産が決定した時期(6月~7月)に大きく検索されていることが分かります。

 

2013年に登録されたのは、『富士山―信仰の対象と芸術の源泉』で、2015年に登録されたのは『明治日本の産業革命遺産』です。

はっきりと世界遺産の検索数が増えていることが分かりますね。

 

実は、2014年には『富岡製糸場と絹産業遺産群』が、2016年には『ル・コルビュジエの建築作品ー近代建築運動への顕著な貢献ー』が登録されています。

しかし、これらについてはあまり検索数が増えていないようです。

世界遺産によっても注目度が違っていたり、世界遺産委員会が延期されたりして時期が分散してしまっている事が原因と考えられます。

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まとめ

さて、世界遺産の登録までの流れを見てきました。

今年は世界遺産ネタで盛り上がるのでしょうか。

 

今年推薦されているのは、『百舌鳥・古市古墳群』ですね。

ICOMOSの推薦ですから、間違いなく登録されることでしょう。

 

以上、今年の世界遺産登録を今から気にしているしましまでした。

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