皆さんこんばんは、しましまです。
仮想通貨の暴騰暴落が連日すさまじいですね。
皆さんは、仮想通貨をすでに持っていますか?
友達から夢のような儲け話を聞いている人も珍しくないのではないでしょうか。
とてもうらやましいですよね。
あなたも負けじと手を出そうと考えていたりしませんか?
世の中では宝くじよりも仮想通貨を買え!なんて言う人もいるくらいです。
しかし、本当に手を出して良いのでしょうか。
新聞やテレビのニュースでは仮想通貨はバブルの状態にあると言っているし、正直怖い。
損をしてしまったらどうしよう。
でも、こんなチャンスは人生で二度とないかもしれない。。。
非常に悩ましい問題ですよねぇ。
今日はそんなあなたに、あなた自身が仮想通貨に手を出すべき人間かどうかを判断できる『簡単な2つの質問』をしたいと思います。
これらの質問に答えるだけで、あなたがこの流れに乗って儲けられる可能性を秘めているかある程度分かります。
悩んでいる人は是非活用してほしいと思います。
では早速見ていきましょう。
心を落ち着けて、正直に答えてください。
※なお、あくまでも参考程度に見てくださいね
質問そのいち
将来を想像してみてください。
自分は仮想通貨を使って買い物をしているだろうと思う。
マルかバツか?
※答えを出してから先に進んでくださいね。
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『マル』と答えた方
マルと答えたあなた、おめでとうございます!
あなたはこの流れに乗って、儲けられる可能性があります。
仮想通貨のメリットは、次のようなものです。
硬貨や紙幣のように、財布に入れて持ち出す手間が無い上に、誰かに盗まれないように警戒する必要がありません。※もちろん電子的な盗難には備える必要はあります
また円やドルと違って、世界中どこでも共通に使える可能性を秘めています。企業や個人が決済で仮想通貨を使えば、今までのような高額な手数料や相場による損失を被ることもなくなります。
将来仮想通貨を使って買い物をしている自分を想像できたあなたは、そのメリットをよく理解しています。
もしかしたら中には、仮想通貨を買い物だけではなく、現在のサービスにはまだ無い新たな使い方を想像できている人がいるかも知れません。
仮想通貨はこんなことにも使えるし、あんなことにも使えると、ワクワクしているあなたは、さらに儲けられる可能性が高いと言えます。
高騰する仮想通貨はバブルではないと確信している人もいるかもしれませんね。
仮想通貨のメリットをしっかり理解している人は、逆に世の中がどうなったら仮想通貨に価値が無くなるかも理解できているはずです。
例えば、中国で仮想通貨の規制がされた様に、各国が仮想通貨の利用禁止を決めた場合、いち早く手放すことができる人たちでもあります。
あなたが想像する未来が崩れ始めた時に、その他大勢に先んじて市場から避難すれば良いのです。
上記のように考えられる人にとって仮想通貨に手を出すことは、無謀ではなく仮定に基づいた勇気ある行動と言えるでしょう。
あなたはその仮説を確かめるため、身をもって市場に参加するだけです。
もちろん相場は生き物ですから、損をすることもあるかもしれませんが、それ以上に貴重な経験を得ることができるはずです。
『バツ』と答えた方
さて、残念ながら将来仮想通貨を使っている自分を想像できなかった方。
あなたたちは仮想通貨に手を出すべきではありません。
あなたが仮想通貨を持つ目的はさしずめ儲けたいからという単純な理由でしかありません。
需要に基づいて仮想通貨の価値が上がっていることを理解しておらず、非常に危険な賭けをしています。
たとえ需要が低下しても世の中の変化に気づかず、必ず痛い目を見てしまうでしょう。
儲けたいからという理由で、手を出すことを投機といいます。
現在仮想通貨の9割はこの投機目的で購入されています。
投機目的の人間は、リスクが高まればすぐに仮想通貨を手放すでしょう。
9割が投機目的ということは、ひとたび暴落が発生すれば、価値が10分の1近くまで落ちる可能性があります。
どうしても参加したいというのであれば、あなたが投資する100万円が最悪10万円になってしまうことを覚悟の上で臨んでください。
ところで、あなたが仮想通貨に興味を持ったのは身近な友達が仮想通貨で儲けているという話を聞いたからではないですか?
仮想通貨については良く分からないが、みんな持っているから自分も買ってみようと考えているのでしょうか。
世間は仮想通貨の高騰に手放しで喜んでいる、異常な興奮状態にあります。
過去にバブルがはじけた時のように、とんでもない惨劇が待っているかもしれませんよ。
コラム~バンドワゴン効果~
2問目に行く前にちょっと休憩をしましょう。
あなたばバンドワゴン効果を知っていますか?
これは経済学者のハーヴェイ・ライベンシュタインが創作した用語です。
『同じ材を消費する人が多ければ多いほど、また、他人の消費量が多ければ多いほど、自分がその財を消費することの効用が高まるという効果である。』(バンドワゴン効果-Wikipedia)
つはりは、流行に乗れば乗るほど、自分の行動は正しいと錯覚してしまうということです。
バブルにおいては、次のようなストーリーを創造するとよいかもしれません。
楽しい音楽を奏でるバンドワゴン。周りのみんながお祭り騒ぎで流されるままにそのバンドワゴンについていく。みんなが一緒だから、こんなに楽しいから、自分が将来不幸になることなどない。そもそも不幸になるかもなんて考えることすらない。
しかし、残念ながらバンドワゴンは楽しいままでは終わりません。
あるタイミングで進路をぐるりと変えます。今まで楽しくついてきた人間を次々と跳ね飛ばし、暴走を始めます。ある者は軽傷で済むかもしれません。最後までしがみつこうとする人間は、後にとんでもない致命傷を負ってしまいます。
暴走がやんだバンドワゴン。倒れこみ呆然とする多くの人々。それを横目に早めに避難していた一部の人間が、そっとバンドワゴンに乗り込みまた楽しい音楽を奏で始めます。
怖いお話ですよね。でも、残念ながら経済はこのような動きを繰り返します。
あなたのお父さん・お母さんはおそらく仮想通貨バブルには手を出さないかもしれませんね。
なぜなら一度暴走したバンドワゴンを見ているからです。
あなたも仮想通貨という目の前のバンドワゴンに乗り込んでみますか??
質問そのに
二つ目の質問は二つで一つです。
- あなたはいくらの利益が出たら仮想通貨を手放しますか?「利益確定の額」
- あなたはいくらの損失が出たら仮想通貨を手放しますか?「損切りの額」
※よぉ~く考えて答えを出してくださいね。
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『|利益確定の額|>|損切りの額|』だった方
例えば100万円の利益が出たら売る、逆に50万円の損失が出ても売るというような人の場合ですね。
残念ながらあなたが儲けられる可能性は非常に低いです。
残念ながらあなたは天才ではなく紛れもない凡人であり、市場ではカモになってしまう可能性があります。
人間は、利益を得た場合よりも損をした場合の方が過敏に反応してしまう生き物であることが実験的に明らかにされています。
1979年にダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーによって提唱された、プロスペクト理論と呼ばれるものです。
利益を出した時には楽天的にもっと持っていようと思い、逆に損を出してしまうとそわそわして、すぐにでも売りたくなる。
これが一般人の心理なのです。
金融に関わる人は、相場の動きはランダム・ウォークであると言います。専門家であっても予測不可能な動きでしかないのです。
ランダムな動きをする相場の中では、どんなに頑張ってもあなたの読みが当たることは50%に収束します。
その場合、『|利益確定の額|>|損切りの額|』という考えを持っていると、負ける可能性が50%以上になることは自明です。
あなたが人間らしくあればあるほど、負ける方策をとってしまいます。
そして市場の上級者たちは、そんなあなたたちからお金を巻き上げることを目指しています。
勝つためにはまず、考え方から変える必要があります。
ただし、この方策が最も悪いとは言い切れません。
なぜなら損失が限定的だからです。
たとえ負ける可能性は高くとも致命的なダメージを負うことはありません。
ちょっとくらいのお勉強代なら払う覚悟がある、という人であれば市場に参加するのも良いでしょう。
『|利益確定の額|<|損切りの額|』の場合
利益確定は50万円、損切は100万円などと答えてしまった人は、仮想通貨に手を出すのはやめましょう。
あなたは、仮想通貨に手を出し大損を被ってしまう可能性があります。
私の友人であれば全力で止めます。
もしかしたら、あなたはちょっと株式投資などをかじったことがありませんか?
今まで株の売買をする中でこののようなルールにすると、ある程度勝率がよくなることを経験的に知っていますね。
さきほども言ったように、相場がランダム・ウォークで動くのであれば、このルールで勝率を50%以上にすることができます。
そして損切りの額をもっともっと大きくすることで、勝率が100%近くになることも容易に想像がつくと思います。
株式投資では、いくら損が出たとしても、ずっと持っていればいずれは必ず元に戻ることが過去のデータから分かっています。
長期投資が非常に勝率が高いのはよく言われていることです。
でも仮想通貨にこの考えを持ち込むことは非常に危険です。
先にも話したように、仮想通貨はバブルである可能性が高いです。
そして世の中は冷静な判断力を失った興奮状態にあります。
この状態で市場に参加し、損切りの額を大きくとることは、暴走したバンドワゴンに最後まで乗って致命傷を負う人間になってしまうことを意味します。
もちろん質問そのいちで具体的な将来を想像して、確信をもって投資するという人は、問題ないと思います。
しかし、確信を持てていない人は非常にリスクの高いことに手を出そうとしていることを理解しましょう。
残念ながら現時点で仮想通貨の適正価格を正確に算出する術はまだありません。
世の中の研究者も実際のところどこに適正価格がどこにあるか分からない状態なのです。
手を出すべきか、もう一度落ち着いて考え直しましょう
『|利益確定の額|=|損切りの額|』または、それ以外の明確な取引ルールを持っている場合
利益確定額と損切額を同じ額で答えた人は、儲けられる可能性を秘めています。
おそらく、投資の中である程度の境地に達した人、お金に対して程よい距離を保てている人ではないでしょうか。
取引ルールとして、金額ではなく世の中のこんなイベントが起きた時と明確に設定できている人も問題ないと考えられます。
あとはしっかりとこのルールに基づいて決済をするのみです。
実際に売買をするときはいつものあなたではいられなくなるかもしれません。
どんな状態でもお金に目がくらまない。
自分がそのような人間であるかは、市場に参加するまで分からないのです。
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コラム~ボール3個でジャグリングをしたことがありますか??~
まったく関係なさそうな話が出てきましたね。
あなたはボール3個でジャグリング(お手玉)ができますか。
2個の時はできたのに、3個にするとまったく次元が異なる難しさになりますよね。
実はこのジャグリング3個を練習する中で、投資における重要なポイントに気づくことができます。
それは、いくらキャッチをうまくやろうとしても最後には必ず失敗する。
大切なのはキャッチではなく、ボールをうまく投げることである、ということです。
投資で大切なのは、出口戦略をしっかりと確立してから手を出すべきと言われます。
つまりジャグリングでいえばボールを投げる段階から、キャッチする場面を想定してうまいこと投げなさいと言うことですね。
しかし、多くの初心者は全く逆の行動をとってしまいます。
買う時は楽天的に購入し、売るときになって初めて真剣になるのです。
悲しいことに買うタイミングを間違えてしまうと、いくら売るときに真剣になっても失敗してしまいます。
投資は1回で終わらせられるものではありません。
一度でも致命的なミスを犯してしまうと、金額的にも心理的にも再起不能に陥ってしまいます。
まさにジャグリングでボールを適当に放ってしまったら、いかにキャッチがうまくてもボールをとれない状況に似ています。
運よくその時はキャッチできても、その次の球、さらに次の球は大丈夫でしょうか。
投げをおろそかにすると必ず無理がたたって悪循環に陥り、最後には失敗してしまいます。
私が(勝手に)師と仰ぐウォーレン・バフェットも、絶対に損をしてはいけないと言っています。
彼は投資をする前に、その対象についてこれでもかというくらいに調べ尽くすそうです。
次の投資につなげるために、致命的なミスをしないために、「投げる」瞬間に一番真剣になる。それが投資であるということですね
日々勉強をした人間が勝つのが投資
いかがだったでしょうか
あなたは、仮想通貨に手を出すべき人間だったでしょうか。
やはり、投資の世界でも、日々勉強をする人間が最後には勝ちます。
そう簡単に儲けられるうまい話は無いということですね。
しかし、相場は生き物です。
勉強をしていても負けてしまうこともある。
市場に参加する人は、くれぐれも負けても生活に支障をきたさない額の範囲で行ってくださいね。
それでは、皆様のご武運をお祈りしております。
以上、しましまでした。
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