陽気な鹿児島のナンコとは?そして、父吉兵衛と母満佐の死。大河ドラマ『西郷どん(せごどん)』名言ー第7話

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こんばんは、しましまです。

 

自分にとって大切な家族である両親、しかし別れは必ずやってきます。

今回の西郷どんは、両親との別れのお話です。

さっそく作中の用語の説明と名言を見ていきましょう。

 

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ナンコとは?

吉之助の祝宴で、面白いイベントが出てきましたね。

ナンコとは、鹿児島に伝わる酒席でのお遊びです。

薩摩拳とも呼ばれています。

 

参加する二人が向かい合い、それぞれナンコ棒と呼ぶ小さい棒を3本ずつ持ちます。

じゃんけんのように、右手を突き出すのですがその時に何本かのナンコ棒を握りしめます。

相手が持っている本数を言い当てれば勝ちです。(双方の合計本数を言い当てる場合もあります)

 

負ければ焼酎の一気飲みです。

勝負は介添人という審判が付きますが、その人次第では勝った方も景気づけに一気飲みさせる場合もあるとか。。。

とにかく宴会をやたらと盛り上げたい時のお遊び(というかおふざけ?)なのです。

 

 

事実として大久保利通は、このナンコが非常に好きだったようです。

薩摩の人々は皆ナンコが好きすぎて、それを見た僧侶の島地黙雷が次の歌を残しています。

 

西郷の戦に似たるナンコかな あれは隆盛これは酒盛り

 

盛り上がると結構激しくなるようで、引いてしまう人もいたようです(笑)。

焼酎で有名な鹿児島ならではの陽気なお遊びなのですね。

 

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吉之助の父、吉兵衛の名言

まずは簡単なあらすじから。。。

吉之助の祖父、龍右衛門の死からわずか2か月。

なんと、一家の大黒柱である吉兵衛も後を追って死んでしまいます。

 

以前から母の満佐は体調を崩していましたが、まだまだ元気と思っていた吉兵衛が先立ってしまいました。

別れの前のやり取りに、嫁である満佐を想って発した名言がこちらです。

酒に酔っているわけではないですが、いつもの饒舌な吉兵衛節です。

 

『やかましか!日の本一の嫁の自慢をして何が悪かっ!ハッハッハ・・・』

 

人前では身内を褒めないのが武士ですが、この調子ですから相当満佐に惚れ込んでいたようです。

妻を前にしてこう言える日本人はどのくらいいるのでしょうかね。

満佐は幸せ者ですね!

 

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吉之助の母、満佐の名言

吉兵衛の死を受けて、再度寝込みがちの満佐。

看護していた龍右衛門の死病をもらってしまったらしいのです。

最期の願いとして吉之助に桜島を見せて欲しいと言います。

 

吉之助に背負われ桜島を見る満佐。

自分のために江戸行きを断った吉之助にこう言います。

 

『こいからは、吉之助さぁの好きなように生きやんせ』

 

吉之助の母親で幸せであったと伝える満佐。

涙を流す吉之助の背中で息を引き取るのでした。

 

 

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子供に幸せに生きてもらうには

親にとって子供は宝。

私も子供を持ち、やっと親心というものが分かってきました。

 

子供に幸せに生きてもらうにはどうすればよいのか、親にとっては非常に難しい課題です。

もちろん自由に好きなように生きてほしいものですが、世の中にはたくさんのしがらみがあります。

 

生まれたばかりは無邪気な子供も、学校に出れば多くの悩みを持つことでしょう。

いじめもあれば、お受験など他人の評価の目にさらされることになります。

社会人になっても、世間体を気にしたり、上司や同僚との人間関係のこじれで悩むこともあるでしょう。

 

成長する上で、人間だれしも壁にぶち当たります。

そんな苦労はさせたくないと思っても、親が介入することなどできませんよね。

悩み多き子供を前にして、親は何をしてあげればよいのでしょうか?

 

私の持論ですが、自尊心を育てることが大切だと思っています。

自分の子供がどんな失敗をしたとしても、たとえいじめにあったとしても、子供自身が自分には価値があると思えるように、親は無償の愛を与え続けることが大切です。

 

「おまえはバカだな」「役に立たないな」などという言葉は間違っても使ってはいけません。子供の自尊心を簡単に奪います。

誰に何を言われようと、世間からどんな目で見られようと、ゆるがない自尊心を持っていれば、必ず幸せに生きれるはずです。

とはいえ、子育てのストレスの中で、言わないようにすることは難しいんですけどね。

 

吉之助の母として生まれてよかったと言った満佐の言葉は、吉之助のゆるがない自尊心を作り上げるとても良い言葉ですね。

 

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大河ドラマの楽しみ方

大河ドラマが大好きなしましまですが、なぜ好きかと言われるとちょっと答えに困ります。

でも、次のことが言えると思います。

 

大河ドラマは偉人の一生を描く唯一のドラマです。

どんな偉人も若いころはいろんな失敗や挫折を味わっています。

その成長の過程を、細かく描くのが大河ドラマです。

 

たとえフィクションが織り交ぜられようとも、その場に立ち会う人間がどんな行動をとったのか、どう考えたのかを想像することは豊かな心を育ててくれます。

西郷は史実でも、非常に多くの挫折を経験する波乱万丈な人生の持ち主です。

彼の成長とともに、我々も学んでいきましょう。

 

以上、しましまでした。

コメント

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