こんにちは、しましまです。
誰かに認められたい。誰かから必要とされたい。誰かの期待に応えたい。
そう思う人は多いのではないでしょうか。
私も両親の期待に応えていい大学に入りたいとか、上司に評価してもらうために頑張ろうとか、振り返ってみると、自分の意思に反して行動してきた思い出がたくさんあります。
このように、他人に認められたいという気持ちを承認欲求と呼びます。
実は、承認欲求は自信を持つ上で邪魔になります。
今日はそんな話をしたいと思います。
なぜ人は承認欲求を持つようになるのか
人間は承認欲求を持って生まれてはきません。
生まれてきた赤ちゃんは、誰かの期待に応えようと頑張ることなどしませんよね。
赤ちゃんは好きに行動し、逆に大人が振り回されてしまうくらいです。
生まれ持った性質でないということは、成長する過程で持ってしまうものということになります。
つまり、あなたが一緒に生活してきた親や、友達、先生、同僚などからの影響に依るのです。
とりわけ小さい頃に受けてきた教育によって形成される物と言われます。
承認欲求を持つ人は、『承認される事が善、否認される事が悪』と教えられてきました。
もちろんそのままの言葉で教育されてきたわけではありません。
親から認められて嬉しかった、あるいは先生に否定されて悲しくなったなどの経験を通して学ぶのです。
人は相手が自分の期待通りに動いてくれると嬉しいものです。
よって、無意識に相手をコントロールするように行動を取ります。
期待通りに行動すると、喜んだり褒めたりとポジティブな反応をします。
期待通りに行動してくれなければ、怒ったり罰を与えたりしてネガティブな反応をします。
そのような相手から得られる反応を経験していくと、最終的に間違った学習がされてしまいます。
人の期待を裏切ってはいけない、承認されなければいけない、と。
このようにして、承認欲求を持つことになるのです。
承認欲求を持つと自信が持てない
残念ながら、承認欲求を持っていると、自分に自信が持てなくなります。
なぜなら、何をやるにも自分でオッケイを出すことができなくなるからです。
正しいかどうかは、他人に承認されるかどうか、で判断してしまうようになるのです。
基本的に他人の考えは変えることができません。
どんなに頑張った所で、他人にその評価をさせてしまうと、失敗と判定される事があるのです。
承認欲求を持つということは、成功と失敗の判断を他人に委ねる事なのです。
このような状況で、自信を持って行動することなどできませんよね。
承認欲求を捨てる方法3つ
1.第三者の目で自分を見る
冷静になって、自分を客観的に見ましょう。
例えるならば、RPGの主人公を操っているような感覚に近いと思います。
途中に出てくる物語の脇役が何と言おうと、あなたは自分のゴールを目指して突き進むだけです。
もしあなたがRPGの主人公を強くさせるならどうしますか。
リスクがあろうとも、果敢に敵に向かわせますよね。
それで失敗して、誰かに怒られようとも、その経験は必要なことだと思えるはずです。
2.『どう思われるか』ではなく、『どうあるべきか』を考える
あなたが行動を起こすときに次の事を考えたりしていませんか。
- 他人にどう思われるだろう
- これをしたら怒られるかな
このような事を考えた時点で、承認欲求を求めてしまっています。
大切なのはどう思われるか、ではなくどうあるべきかを考えて行動する事です。
そうすると、案外他人の意見は合理的じゃないと分かったりします。
あなたはただ、あなたの信じる方法を選択すれば良いだけです。
3.複数の居場所を持つ
他人の承認を気にしないと、時にそのコミュニティで孤立してしまうリスクがあります。
いきなり他人の承認を拒否することはとても勇気がいる行動に思えてしまうものです。
であれば、別の居場所を持っておけば良いのです。
あなたが複数のコミュニティに属しているならば、リスクは少なくなります。
たとえ一つのコミュニティで孤立しても、別なコミュニティがあると思えれば、自然と大胆な行動がとれるものです。
むしろ承認を得なければ続かないコミュニティなど、所属する意味はありません。
承認欲求を持たない子供を育てるには
自分が承認欲求を捨てるための方策は分かりました。
もしあなたが親であったら、自分の子供をどのように育てればよいのでしょうか。
できることなら、承認欲求に突き動かされないような人間に育ってほしいと思いますよね。
答えはずばり『承認行為を行わない』ことです。
子供に善悪の判断を自分で決めさせるということですね。
これをしてはダメ、あれをしてはダメ、と口うるさくしてしまうと、子供はあなたの承認を求めるようになります。
これがつまりは、承認欲求を持つことにつながってしまうのですね。
あなたは、たとえ心配だったとしても、子供の判断を見守る事が必要なのです。
もちろん、何もせず指を加えて待っていろというわけではありません。
子供をトラブルに巻き込ませないよう、情報は与えましょう。
これをしたら危険である。これをしたら、誰かに迷惑がかかる。
必要最低限の情報はインプットしてげてください。
その上で子供に判断を任せるのです。
まとめ
承認欲求はとても厄介なものです。
私自身も、かつて承認欲求に苦しめられていました。
上司や同僚にあまりに否定的な事を言われると、顔が赤くなり、頭の中は真っ白になりました。
頭では分かっていても、体が反応してしまうようになっていたのですね。
染み付いてしまった物は、やはり時間をかけなければ直すことができないものです。
私はこの記事で書いた対策を、日々実践してきました。
今では他人の承認を気にせず、自分の判断でやりたいことをやれていると実感しています。
もしあなたが承認欲求に悩まされているなら、勇気を持って捨てましょう。
自分の人生を生きるために他人の承認など要りません。
あなたのためだけの人生を生きてください。
以上、しましまでした。
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