こんにちは、しましまです。
今日のテーマは、ビジネスにおける教育についてです。
あなたに部下はいるでしょうか?
その部下はもう一人前ですか?
部下が育たず、毎日叱ってばかりいる。
あるいは、手取り足取り教えなければならず疲れる。
そんな方は多いかもしれません。
でも、その対応で本当に良いのでしょうか?
あなたがやっている教育は、部下にとって単なるお節介と思われているかもしれませんよ。
今日はビジネスで一人前になるとはどういうことか、そして部下を一人前にするためにはどうすればよいかを考えていきましょう。
いつから一人前になるの?
人間はいつから一人前になるのでしょうか?
一人前の仕事ができたら一人前になるのでしょうか?
そもそも一人前の仕事って何なんでしょうね。
実は、人間は一人前の仕事ができてから一人前になるのではなく、一人前の扱いを受けて初めて一人前になります。
一人前と言われている人であっても全然スキルが伴っていない人もいますし、半人前と言われている人でもとても有能な人もいたりします。
単に仕事ができる・できないで一人前は決まるわけではありません。
『立場が人を作る』というのが答えです。
まず責任ある立場になって、考え振る舞うことで、その立場にふさわしい人間に成長していくのです。
先に一人前であると言われることで、その人は一人前の振る舞いができていくのです。
早く一人前になりたいあなたが取るべき行動
もしあなたが、後輩の立場で早く一人前になりたいと考えているのなら、取るべき行動は一つです。
『自分の考えでやらせてください』
このように先輩に言うだけです。
いつまでも先輩のアドバイスをもらっていてはいけません。
といいますか、先輩はあなたが拒否しない限り、アドバイスをしてきます。
後輩はかわいいと思うものなのです。
でもこれはまだ良い先輩ですね。
悪い先輩は、自分があなたをコントロールできなくなることを恐れ、半人前の扱いをしてきます。
『マウンティング』と言われる行動です。
あなたが力をつけることを、そして自分の居場所が無くなることを恐れ、そのような事をしてきます。
一人前になりたいのなら、先輩のアドバイスを拒否する必要があります。
そうでなければ、あなたは一人前の扱いを受けることはできず、半人前に甘んじることになります。
上司との対立がある場合には下記の記事を参考にしてみてください。
部下を一人前にしたいと思ったら
あなたが先輩の立場で、自分の部下を一人前にしたいと考えているなら、これも行動は一つだけです。
『最低限の情報を与え、見守る』
最低限の情報とは、もし相手が一人前だったとしても与えるであろう情報のことです。
仕事をする上で必ず必要となる前提知識のことです。
あとは、後輩にすべてを任せます。
どのように考えて、どのような行動をするのか。
そして、場合によっては失敗をしますが、その失敗をどう乗り越えるのか。
これらをすべて自分の頭で考えさせるのです。
見放せという事ではありません。
後輩もどうしようもない状況になったら、アドバイスを求めにくるでしょう。
その時であっても、一人前として扱い、あなたの力を貸すのです。
ここでよく勘違いをする人がいますが、『これも教育だから』といって、理不尽なほどの辛い状況を後輩に背負わせてはいけません。
それは、仕事を任せているとはいえ、やはり半人前として扱っているということに他なりません。
「教育」や「勉強」という言葉を相手に使った時点で、相手を半人前として見ているのです。
あなたは、あなたと同じ一人前の人間が目の前にいると思って、対応をしてあげる必要があります。
まとめ
今日は一人前について考えて見ました。
その結論は次のものです。
『人は一人前の扱いを受けて初めて一人前になる』
あなたが早く一人前になりたいなら、『自分の考えで行動する』
もし後輩を一人前にしたいのならば、『最低限の情報を与え、見守る』
もしあなたが一人前について悩んでいるのであれば、上記のように行動する事をお勧めします。
先輩にとっても後輩にとっても、早く一人前になることが、きっと良いことであるはずです。
それではおやすみなさい。しましまでした。
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