こんにちは、しましまです。
今日は気を抜いて麻雀の話でもしたいと思います。
でも、結局ビジネスに結びつけるんですけどね。
皆さんは麻雀をしたことがありますか?
私が麻雀を知ったのは大学生に入ってからでした。
何となく友達がやっていたので、何となく流されて始めたのでした。
しかしこれがとても奥が深くおもしろい。
やっていくうちにハマってしまい、夜通し友達と雀卓を囲んだ日もありました。
堕落した学生生活が思い浮かびますね(笑)
社会人になり、めっきり麻雀をすることが無くなってしまったのですが、
最近麻雀はとてもビジネスに似ているなぁ、と考えるようになりました。
そんなお遊びと一緒にしないで欲しい!と怒られそうですが、なぜそう思うかを説明してみたいと思います。
※そもそも、麻雀のルールを知らないと言う方は、少し辛いかもしれませんが、なるべく解説するようにしたいと思います。
自牌は会社のリソース
『自牌』(じはい)とは、自分の手元にある牌のことですね。
この牌は決して他の人には見せません。
そしてあなたはアガる(その戦いに勝つ)ために、必死にこの自牌を組み換えるわけですね。
これは、自社のリソースをどのプロジェクトに割り振るか、ということに似ています。
ドラのように強力で、どんな人とも組めるような人材がいれば、周りから浮いてしまって役に立たなくなってしまう人材もいますよね。
会社はリソースを組み合わせて、時にはリストラをして、アガれる形に持っていくのです。
捨て牌は他社の動向
麻雀のおもしろいところは、人を相手にしていることです。
心理戦の要素を持っているということです。
あの人はもうアガれそうだな、あの人はまだ揃っていないな、などと探りを入れたりします。
どのように探るかというと、相手の『捨て牌(すてはい)』を見るのです。
捨て牌とは、相手がいらないと思った牌を、自牌から取り出して皆にさらした牌のことです。
これは、競合他社が出してくる公式の情報に似てますよね。
他社がホームページで出しているサービスはどんなものなのか、財務諸表の数字上では儲かっているのか。
相手がアガりやすい局面で、こちらが下手に攻めようとすると痛い目を見てしまいます。
麻雀もビジネスも、常にライバルの動向に目をみはらなければならないのです。
アガリ方は1通りじゃない
麻雀のアガり方は1通りじゃありません。
アガれる自牌の組み合わせを『役(やく)』と言いますが、ビジネスにおける役も1通りでは無いのです。
役の中には、簡単にたどり着ける物もあれば、とんでもない幸運が無ければ完成しない難しい役もあります。
そして当然のように、簡単な役はもらえる点数は低く、難しい役はかなりの点数を稼ぐことができます。
あまりに難しい役を狙いすぎると、ライバルに先を越されてしまうリスクがあります。
儲けとリスクが比例するのです。
この点もビジネスに似ています。
儲け話というのは、リスクを孕んでいます。
リスクをコントロールしながら、儲けを積み上げていかなければならないのです。
別の視点からも話しましょう。
役の中には、形が似通ったものもあります。
最初のうちは、その似通ったいくつかの完成形を頭に入れつつ、自牌を整理していきます。
そしてもうそろそろアガれそうだと言うときに、選択と集中によりすばやく判断を下します。
ビジネスも最初から1通りのゴールに向かって戦略を立てたりしません。
当初の目標は決めるけれど、途中でこんなことが発生したら方針を少し変えるだとか。
途中で別な商品にも派生できそうだとなれば、一挙両得を目指して動き出すとか。
状況が進むにつれて、都度判断を行っていく必要があるのです。
すべての場でアガリを狙わず、好条件のタイミングを待つ
麻雀は一回の戦いで勝負が決まるものではありません。
一回の戦いを『場(ば)』と言いますが、それを通常は最低8回繰り返すのです。
逆に言うと、一つのゲームで8回のチャンスがあると言うことです。
最初に配られる自牌は運です。
途中で引いてくる牌も、これまた運です。
自分が役を作れるかどうかは、その運と自分のスキルにかかっています。
しかし、どんなに頑張ってもアガれない場はあるんです。
麻雀で本当に重要なのは、その場を諦める判断ができるかどうかにかかっています。
無謀にもアガろうとすれば、ライバルに手痛くやられてしまう可能性があります。
運に見放されているときは、じっと耐える。
そして、運がまわってきたときに大勝負を仕掛けるのです。
麻雀もビジネスも、それが本質なのです。
まとめ
麻雀とビジネスの共通点をまとめてみましょう。
・自牌は会社のリソース
・捨て牌は他社の動向
・アガリ方は1通りじゃない
・すべての回でアガリを狙わず、好条件のタイミングを待つ
「麻雀は運でしょ」という人がいますが、そ運をコントロールするのが麻雀です。
運の要素もあるけれど、テクニック要素もあり、非常にバランス感覚を求められるゲームなのです。
麻雀に自信がある方は、実はとても優秀なビジネスマンかもしれませんね。
興味のある人は是非やってみることをお勧めします。
ただし、のめりこみ過ぎないように注意してくださいね。
以上、しましまでした。
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