こんばんは、しましまです。
おんな城主直虎の第43話「恩賞の彼方に」でまた名言がありましたね。
久しぶりの投稿となりましたが、張り切っていきます。
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後世に名を残すためには
織田の戦いで井伊は、材木を調達する事で大いに貢献することができました。
武田との戦いで要となった鉄砲の三段撃ちの柵をこしらえたのですね。
しかし、木を切り出した井伊の里に異変が起きます。
木を切り出した山が土砂崩れを起こしてしまったのです。
このままにしておけば二次災害が発生するかもしれません。
ここで直虎は、主家の近藤に申し立てをします。
これ以上の山崩れを起さぬよう山に松を植えたい。
もし協力ができないのであれば、織田からもらった茶器を売って自らが松を植える!
その申し出に悩む近藤に直虎はこう言います。
巌谷に松を栽える(がんこくにまつをうえる)
この言葉も禅の言葉です。
直虎はこの言葉で近藤を説得し、松を植えることができるのですが。。。
ちょっと解説をしましょう。
この言葉は禅の宗派である臨済宗のものです。
宗祖の臨済禅師の説話として次のものが残っているようです。
ある日、臨済禅師が山奥に松を植えていると、その師匠が不思議に思い聞いたのです。
「なぜそんなところに松を植えているのか。」
それに対し、臨済禅師は答えます。
「寺の境内に趣を与えるため、そして後世の人たちのしるべとするためです。」
松が大きくなるまでには時間が必要です。
もしかしたら、自分はもうこの世にはいないかもしれないが、それでも後世の人を思って植える。
非常に美しい心ですね。
私の個人的な考えですが、幸せに死ぬためにはこの考え方が必要だと思います。
もし、この世のすべてを手に入れ、自分の思い通りにできたとしても、死んでしまえばそれまでです。
死ぬ直前で、とてつもない喪失感に襲われることでしょう。
自分の生きた意味は何だったのかと。。。
後世の人のためにこれをやったというものがあれば、きっとそんな気持ちにはならないはずです。
世の中のみんながこんな気持ちを持っていればいいんですけどね。
ちなみに、一緒に松を植えた甚兵衛という百姓が言っていた次の名言は過去の記事で解説しています。
清風払明月 明月払清風(せいふうはめいげつをはらい、めいげつはせいふうをはらう)
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冷たい態度をとりつつも直虎は虎松が気になってますね
最初は虎松の出世をよしとしなかった直虎も、虎松の活躍をだんだんと応援するようになってきました。
松下の名を借りて薬を調達しようとした虎松を見抜いていたものの、ちゃんと手を貸してあげましたね。
きっと松を植えてるときに、虎松のことが心配でならなかったのではないでしょうか。
ちなみに少々ネタバレですが、非常に好青年であった家康の息子の「信康」。
家康も自慢の息子と言わんばかりに、万千代に語っていました。
しかし、この後信康は家康に切腹を命じられることになってしまいます。
かなり濃い人間ドラマが繰り広げられることは間違いありません。
そして、その間に挟まれた万千代がどう行動するのかとても見ものですね。
いずれにせよその中で虎松はさらに出世をしていくことでしょう。
それではみなさん、また明日からお仕事頑張りましょう。
以上、しましまでした。
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