こんにちは、しましまです。
あなたの会社にも人事評価はありますよね。
皆さんはどんな気持ちでその評価を聞いていますか?
私はいまだに評価を聞く時は、憂鬱で嫌な気持ちになります。
理由は以前のツイートでつぶやきました。
会社の評価制度って怖くないですか?
私はとても怖いです。
比較・競争の世界は幸せを遠ざけます。
その世界に引きずり込まれそうで。。。
他者と比較せず、なりたい自分のために評価制度を利用する。
そう決めてます。
— しましま (@71demo) 2019年4月2日
評価に一喜一憂して、自分の心をむやみにかき乱してはいませんか?
今日は、会社の評価を気にしない人間になるための考え方・対処法を見ていきましょう。
会社の評価に納得できない理由
まずはあなたのもやもやした気持ちを整理してみましょう。
会社の評価に納得できない理由がきっとあるはずです。
それは次のようなものではないでしょうか?
①上司は自分をしっかり見てくれていないと感じる
評価を下されたとき、こう思っていたりしませんか?
「上司は本当に自分の行動を全部見たうえで、知ったうえで評価してくれてるのか?」
仕事では確かに手ごたえがあった、しかし評価がさえない時、このような不信感が湧いてくるでしょう。
でもあなたはうすうす答えを分かっているのではないでしょうか?
あなたの行動すべてを見てくれている上司などいません。
あなたの上司はあなただけ見ているわけにはいきませんし、時間が豊富にあるわけではありません。
あなたやあなたの同僚の全てを考慮したうえで評価を下すなど、聖徳太子でもなければ不可能なのです。
②納得できる理由を教えてくれない
同僚はA評価だったのに、なぜ自分はB評価なのか?
どうすればA評価をくれるのか?
納得できない評価をもらったときには、前のめりでそんな質問を上司にしていませんか?
そして、この質問に納得できる答えをもらえた人はそれほど多くないのではないでしょうか。
明確な理由もないのに、同僚よりも低い評価をもらってしまった。
そう考えると怒りがこみ上げてきますよね。
それもそのはずで、あなたの上司も明確な理由を分かっていません。
不満を言っているあなたですら、あなたの同僚と同じかそれ以上の評価であるべきという理由を証明することはできないはずです。
先ほども言ったように、判断できる情報をすべて手元に持っている人間などいません。
この世に、正確な評価を下せる人間は存在しないのです。
③絶対評価ではなく相対評価である
評価を聞いているときに不思議な説明を受けることがあります。
「前回よりも頑張ったのは分かるんだけど、他の人も評価しないといけないから、今回はCね。」という具合にです。
本来会社は、働いた分の対価として給料を支払うべきなのですが、その原理がぶち壊されていますね。
結局のところ、会社の評価というのは絶対評価ではなく、相対評価になるということです。
純粋に仕事を頑張りたいあなたを、他人との競争の中に引きずり込んでしまう。
そんな危うさを会社の評価ははらんでいるのです。
評価を気にしない人間になるための考え方・対処法
納得できない理由を見てきましたが、読んでいるうちにさらに怒りが増してしまった方もいらっしゃるかもしれません。
とくに昔から評価制度が変わっていない大企業ほど、このような評価の問題を抱えている傾向があります。
会社の評価に心を乱されないために、次のような考え方・対処法を身につけましょう。
①会社の評価基準は、優秀さではなく、あなたの必要度と考える
会社の評価を「ビジネスマンとしての優秀さ」を表すものだと考えている人は多いようです。
しかし、それは全く違います。
たとえあなたがとびきり優秀でも、職場から必要とされていなければ会社からの評価は低くなります。
評価をする人たちも、人が行う評価制度に無理があることを承知しています。
実績に即した評価を与えることなどできないことは百も承知です。
このような状況下では、最終的にやめてもらっては困る人の評価を高くする仕組みにせざるを得ないのです。
低い評価をもらったとき、ビジネスマンとして駄目の烙印を押されたと言わんばかりに落ち込む人がいますが、全く気にする必要はありません。
むしろ私の知っている起業家たちは、会社では評価が悪かったが、起業してお金儲けの才能を開花させた人がたくさんいます。
②将来なりたい人物像を上司に説明する
ABCなどの会社の評価は会社からどれだけ必要とされているかの指標です。
その場合あなたが行うべきは、会社が求める人物像と、あなたが将来なりたい人物像のギャップを知ることです。
あなたが将来なりたい人物像を会社が求めていないなら、その会社で働き続けることはお互いにとって不幸となります。
上司から評価をされる前に、あなたはしっかりと自分が将来なりたい人物像について話し合っておくべきなのです。
この説明がしっかりできていれば、評価のフィードバック時に、会社の求める人物像とのギャップがどこにあるかの説明をしてくれることでしょう。
勘のいい上司であれば、あなたが将来なりたい人物像と、今のあなたの現状とのギャップについてもフィードバックしてくれます。
あなたはひとえに将来なりたい人物像に近づけているかを頑張るだけでよいのです。
いつも憂鬱だった評価フィードバックが、とても有意義なものに生まれ変わります。
③副業などを通して自分の市場価値を確認しておく
評価を気にしないと言っても、問題はその評価に連動してボーナスなどの給与額が決まってしまうということです。
評価の内容よりも、あなたの給与が適正なものであるかをしっかりと見極める必要があります。
給与が適正であるかを調べるには、会社の外に出て調べるしかありません。
例えば次のような方法があります。
・転職サイトに登録する
・副業でお金を稼いでみる
これにより、あなた自身にどのくらいの価値があるのかを予測する情報が揃います。
その情報と、あなたの給与を見比べてみて、明らかにギャップがあれば、公然と意見すればよいのです。
その意見に会社が耳を貸してくれなければ、そのまま転職してしまうというのも一つの方法です。
※転職サイトの選び方
転職サイトに登録せよと言われてもどのようなサイトに登録しようか迷う方もいるのではないでしょうか?
大きく転職サイトには2種類あります。
- 転職サイト
- 転職エージェント
転職サイトは、求人情報の量に特化したものです。幅広い案件の求人をユーザー自らが探します。自分自身が対応できそうな案件が世の中にどのくらいあるのかを知るためには、参考になる情報がたくさんあるでしょう。
転職エージェントは、転職者に担当者が寄り添いその人のスキルや特性に合わせて、次の転職先をおすすめしてくれるサービスです。面接の練習などをしてくれるサポートが充実しているところもあります。転職サイトに比べ、ハードルは高いかもしれませんが、転職に失敗するリスクは少ないです。
転職は、良い担当者との巡り合わせや運であると言われますが、実際は情報戦です。多くの選択肢を調べあげ、その中から取捨選択する力が必要になります。運に頼らないために、複数の転職サイトには登録しておいた方が良いでしょう。
まとめ
まとめましょう。
会社の評価に納得できない主な理由は下記です。
- 上司は自分をしっかり見てくれていないと感じる
- 納得できる理由を教えてくれない
- 絶対評価ではなく相対評価である
会社の評価を気にしない人間になるための考え方・対処法は下記です。
- 会社の評価基準は、優秀さではなく、あなたの必要度と考える
- 将来なりたい人物像を上司に説明する
- 副業などを通して自分の市場価値を確認しておく
人間は不平等には耐えられますが、不公平には耐えられません。
「あの人よりも頑張ったのに、評価が低いなんて。」と思ってしまったら、どうしようもない怒りに支配されてしまいます。
人が人を評価する以上、その制度にはどうしても無理が出てきてしまいます。
それは仕方のないこととして、あなたができることを地道にやっていきましょう。
会社の評価について書いた下記の記事も参考にしてもらえれば幸いです。
以上、しましまでした。
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