分かっちゃいるけど難しい!心理的安全性を高める第一歩は「〇〇すること」

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「心理的安全性」という言葉が叫ばれて久しいです。

 

心理的安全性とは、他社からの否定や批判を恐れずに自分の意見や質問を自由に表現できる職場やチームの雰囲気のことです。

 

この心理的安全性を高めようと、様々な会社が工夫をしています。上司と部下の懇親会を開いたり、知らない人同士が交流できるよう雑談時間を設けたりと…。

 

しかし、それらの施策はうまくいっているでしょうか?

皆さんの職場では、否定を恐れず意見を言い合える職場になっているでしょうか?

 

この記事では、心理的安全性を高めるための大切な第一歩を説明したいと思います。

 

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心理的安全性を高める第一歩とは?

結論から言いますと、それは「他人を信頼する」ことです。

 

大事なポイントは、「他人から信頼される」ことではなく「(自分から)他人を信頼する」ということです。

 

人間関係を構築する上で”信頼”が大事なことは誰でも知っています。

信頼とは、相手に裏切られないという安心感や確信を持つことです。

 

あなたは、自分の職場・仲間の中に信頼している人が何人いるでしょうか?

信頼してる人なんていない、信頼できるのは自分だけ、と思っている方もいるかもしれませんね。

 

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相手から信頼を得ることの難しさ

人間関係の構築に”信頼”が必要といっても、それはとても難しいです。

なぜなら、他者の考え方を変えなければならないからです。

 

アドラーも言っています。

自分以外の他者を変えることは基本的にはできず、人は自らの意思でしか変わらないと。

 

とはいえ、相手に信用してもらわなければ仕事はもらえないし、評価ももらえない。

さらにはお給料ももらえなくて生活ができない、と考えてしまうかもしれません。

 

ここで立ち止まって考えてください。

あなたの仕事の中で相手から信頼を得ようとして行っている行動はどのくらいを占めていますでしょうか?

 

あの人はこうしないと怒るから、必ずこの準備はしよう。

この人はこう言うと機嫌が良くなるから、この説明を付け加えよう。

こんな発表では、ダメ出しを食らってしまうからもっと練習しよう・資料を磨こう。

 

細かく見れば多くの時間をそれに割いてしまっているのではないでしょうか?

 

でも、取り組んでいる仕事のそもそもの目的があるはずです。

 

お客様に喜んでもらいたい。

世の中により良いサービスを生み出したい。

 

そのために必要最低限の情報・意見を提示して議論すればよいだけなのですが、それに加えて相手の信頼を得るための”余計な行動”を引き起こしてしまっています。

 

相手の信頼を裏切らないように、失望されないように頑張らなければならない。

いわば足かせのような呪いのような、我々の身軽さを奪ってしまう状況がそこにあります。

 

実はこれが、心理的安全性が低い状態と言えるのです。

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心理的安全性を高めるには?

最初の問いに戻ってきます。

 

心理的安全性を高めるにはどうしたらよいか?

「(自分から)相手を信頼する」ということになります。

 

あなたがもし相手を絶対信頼すると決めたとして、それが相手に伝わっていたとしたらどうでしょうか?

相手は、安心感を持つことができるようになります。

 

あなたに対して、何を言っても裏切られることはない、意見を受け取ってもらえる。

信頼してもらおうなんて考える必要はもうない、と感じてくれるでしょう。

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相手を信頼するためにやってはいけないこと。

相手を信頼していることを伝えるにはどうしたらよいのでしょうか?

これが非常に難しいのです。

 

普段の発言を気を付けてみてみましょう。

まずは、言葉を三つの要素に分解する必要があります。

それは「純粋な意見・考え」「個人に対する正の感情」「個人に対する負の感情」です。

 

例えば、次の言葉を見てみましょう。

「この企画書だけど、締め切りの三日前にもってきてくれたのはうれしいけど、何度も言ってるように目的がなんだか分かりにくいんだよね。」

 

こちらを見て、皆さんはどう思ったでしょうか?分解してみましょう。

純粋な意見・考えは、目的が分かりにくい、ということになるでしょう。

個人に対する正の感情は、締め切りの三日前にもってきてくれてうれしい、というところになるでしょうか。

 

問題は「何度も言っているように」のところです。

この言葉を言われてうれしい人はいないと思います。

これは個人に対する負の感情、になります。

「何回も説明させるなよ…」というイライラを感じ取る人もいるでしょう。

 

相手を信頼する上で絶対に言ってはいけないのが「個人に対する負の感情」です。

これは他にもあります。

 

この人頭悪いなぁ、などの見下しの感情。

俺のほうが知ってるから教育してやらなきゃ、などの傲慢の感情。

気に食わないからつい否定しちゃう、などの嫉妬・反発の感情。

何言っても無駄だなぁ、などの無関心の感情。

 

この言葉を使われた瞬間に相手は感じ取ります。

「あ、この人私を信頼してないな」と。

その相手とは今後、無機質なビジネスの関係が続いていくことになるでしょう。

 

「個人に対する負の感情」は使ってはいけないのです。

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信頼しているよ、を伝えるためにやるべきこと

逆に、相手を信頼しているときにやるべきこともあります。

それは、自己開示です。

 

これも難しいですが、中途半端ではいけません。

「こんなことまで私に言っちゃうの?」というところまで言ってしまうのです。

 

あなたの昔のしくじりエピソード。

ダメ人間認定されるかもしれない欠点の話。

人には言うのも恥ずかしいマニアックな趣味。

 

これらを話すことで、あなたが相手を信頼していることを気づかせることができます。

いわゆる腹の内を明かすということですね。

自己開示を自分から行うことで、相手も自己開示しやすい環境が整います。

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心理的安全性が高い状態は、互いに信頼しあってる状態

心理的安全性を高めるためには、互いに信頼しあってる必要があります。

やるべきこと・やってはいけないことに注意しながら、ある程度時間をかけて構築することになります。

 

どちらか片方が信頼していないだけで、心理的安全性は崩れます。

なぜなら信頼されてないほうが相手の信頼を得ようと、いらぬ行動を起こさなければならず、純粋な意見を言い合うことができないからです。

 

互いに信頼しあっていれば、「え?」と思われる突飛なアイデアや、誰が見てもやばいバッドニュースであったとしても、安心して発言することができます。

何を言っても相手は私を信頼してくれている・信頼し続けてくれると分かっているからです。

 

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まとめ

まとめます。

 

心理的安全性を高めるためには、「(自分から)相手を信頼する」ことを始めてください。

相手に信頼されなきゃ、と考えて行動している時点で心理的安全性は低い状態だと思ってください。

 

相手を信頼する上では、「個人に対する負の感情」は言ってはいけません。逆に「自分の腹の内」を見せて自己開示しましょう。

 

互いに信頼しあった関係が構築できた時、心理的安全性の高まりを感じることができるでしょう。

 

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