世界遺産の3つの分類。文化遺産、自然遺産、複合遺産とは?

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こんにちは、世界遺産が大好きなしましまです。

皆さんは世界遺産がいくつあるか知っていますか?

 

2019年6月現在、世界遺産の数はなんと1092もあります。

そんなにたくさんあるの?とビックリしてしまいますよね。

PAPA
PAPA

私は世界遺産検定2級を持っていますが、試験範囲はそのうちの300個程度です。

MAMA
MAMA

全部覚えた人なんているのかしら?

 

世界遺産には、その特徴によって大きな3つの分類が存在します。

世界遺産を覚えるためには、この分類を覚えることが最初の第一歩です。

 

この記事は、これから世界遺産の勉強をしたいという方、趣味にしたいという方のために、世界遺産の基本である3つの分類をご紹介したいと思います。

 

なお、現在の世界遺産の最新情報は下記のユネスコの世界遺産公式サイトでも確認できますので、ぜひ覗いてみてくださいね。注:英語です

UNESCO World Heritage Centre - World Heritage List
World Heritage List
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世界遺産の3つの分類

さっそく世界遺産の分類を見てみましょう。

世界遺産には、次の3つの分類があります。

 

  1. 文化遺産(Cultual)
  2. 自然遺産(Natural)
  3. 複合遺産(Mixed)

 

それぞれの詳しい説明は次の章から始めますので、まずは簡単に見ていきましょう。

 

見ての通り、①文化遺産と②自然遺産は分かりやすいですよね?

そう、文化の遺産自然の遺産なのです(どーん!)

 

…そのままだろうと怒られそうですので、別な角度から説明します。

簡単に言うと下記のような遺産を表します。

 

文化遺産とは、人類の歴史に関係する遺産である。

自然遺産とは、地球の歴史に関係する遺産である。

そして複合遺産とは、文化(人類)と自然(地球)の両方の歴史に関係する遺産である。

 

よく世界遺産は、歴史の中の傑作を集めたものと言われます。

その歴史について、人類と地球、あるいはその両方を併せ持つものとして分類したのですね。

ざっくりとですが、ご理解いただけたでしょうか。

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文化遺産

まず人類の歴史を表す文化遺産を説明しましょう。

文化遺産とは、人類が今まで創造してきたものや、文明・文化を表すもの、あるいは歴史上の出来事の証拠となる遺跡の集まりです。

有名な文化遺産には、次のものがあります。

 

  • 古都京都の文化財(日本)
  • モン・サン・ミシェルとその湾(フランス)
  • ローマの歴史地区(イタリア)

 

 

2019年6月現在、世界には845の文化遺産があります。

とても多いですね。自然遺産の約4倍の数があります。

とりわけヨーロッパには多くの文化遺産が密集しています。

 

文化遺産に登録されるためには、世界遺産委員会の諮問機関であるICOMOS(イコモス)の調査を受ける必要があります。

よく推薦された遺産に調査メンバーが訪問するニュースがありますが、あの人たちはICOMOSのメンバーなのです。

ICOMOSは文化遺産の保全を目的とし、その理論や方法論、科学技術の応用を推進している団体です。

 

なお、2019年の世界遺産委員会で、日本の世界遺産候補「百舌鳥・古市古墳群」を推薦するようにとICOMOSが勧告しましたね。

調査が進み、すでに素晴らしい遺産であると認められたものは、今回のように諮問委員会からのお墨付きがもらえる場合もあるのです。

 

下記がICOMOSのホームページです。注:英語です

Home - International Council on Monuments and Sites
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自然遺産

次に地球の歴史を表す自然遺産を説明します。

自然遺産とは、独特で美しい自然が残っている場所、動植物の生物多様性が示されている場所、地球の歴史の段階を見て取れる場所の集まりです。

有名な自然遺産には、下記があります。

 

  • グランド・キャニオン国立公園(アメリカ)
  • サガルマータ国立公園(ネパール) ※エベレストです
  • グレート・バリア・リーフ(オーストラリア)

 

2019年6月現在、世界には209の自然遺産があります。

文化遺産に比べて少ないと感じるかも知れませんが、何より規模が大きいです。

自然遺産の『セレンゲティ国立公園(タンザニア)』の面積は、なんと四国よりも広いそうです。

 

自然遺産に登録されるためには、世界遺産委員会の諮問機関であるIUCN(アイユーシーエヌ)の調査を受ける必要があります。

IUCNは自然の保全を目的とすることはもちろん、持続的な自然資源の利用方法を模索して、科学者の支援を行っている団体です。

 

下記がIUCNのホームページです。注:英語です

Home page
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複合遺産

最後に複合遺産を紹介します。

複合遺産とは、先にもご説明しましたが、今まで説明した文化遺産と自然遺産の両方の特徴を持った世界遺産になります。

有名な複合遺産には、下記があります。

 

  • マチュ・ピチュ(ペルー)
  • ウルル・カタ・ジュタ国立公園(オーストラリア) ※エアーズロックです

 

2019年6月現在、世界には38の複合遺産があります。

本当に少ないんです。というのも選考が厳しいのです。

複合なので、当然調査もICOMOSIUCNが協力して行います。

 

二つの諮問機関からお墨付きをもらえなければ、複合遺産には登録されません。

しかしそんな選考を通過した複合遺産は、自然の作り出す美しさと、その中で生きる人類のたくましさを感じられる素晴らしい遺産ばかりです。

どの遺産も、人生で一度は訪れたいと思いますね。

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まとめ

世界遺産の3つの分類を学びました。

あなたの好きな世界遺産はどれに分類されますか?

 

ちなみに私が新婚旅行で行った『パリのセーヌ河岸(フランス)』は文化遺産に分類されていました。

確かにエッフェル塔には、当時の人類の最新技術が詰まっていますもんね。

もし新たな世界遺産に出会ったら、それが3つの分類のどれかを意識してみてください。

とっつきにくいと思っていた世界遺産が、身近なものに感じられると思います。

 

さいごに、世界遺産の街並みをバーチャルに旅することができる次のサイトをオープンしました!ぜひ訪れてみてください!

SEKAI-ISAN

 

それでは、あなたがこれからも素晴らしい世界遺産に出会えますように。
以上、しましまでした。

コメント

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